こだわりの木の家
パチパチ… パチパチ…
事務所に入ると一番最初に目に入ったものは暖炉。
暖かい。
石油ストーブやヒーターとはまた違った暖かさを感じた。
「うちは材木屋だから余った木を燃やしてるだけ。」
そう話してくれた方が今回ご紹介する株式会社アキの社長、加藤明博さん。
株式会社アキ 加藤社長。
昭和三十一年、材木屋『加藤製材所』の三代目として生まれる。
住宅建築を目指し、昭和六十三年『株式会社アキ』を設立。
人の家を建てることを自分の天職と語る。
「いい材料なのに、これまでは捨てられていた。貴重な資源を有効活用しない手はない。」
三年前から、解体後に廃棄されていた古い民家などに使用されていた木材「古材」の転売事業を始めた。
「古材には傷もあれば割れもある。
でも、そうした傷や割れは一朝一夕にできたものではない。
長い年月を経た古材だけが許される個性であり、味です。
時に人々はその個性や味に優しさや安らぎを感じたり、圧倒的な存在感を感じたりします。
築100年の民家から出た木材ならば100年間その家を支えてきたという真実・実績があります。
古材にはその個性と味、そして何ものにも代えられない歴史と風格が存在するといっても良いでしょう。」
「60~70歳のお父さんが『ここの木だけは残して使いたい』と言ってくる。そういう声に応えたい。」
家を建てるにあたって、株式会社アキには三つのこだわりがある。
1、営業エリアは西は石川県金沢市近郊、東は富山県富山近郊市まで
2、年間二十棟以上は建てられません
3、住宅は木造
「家を建てるだけが仕事じゃなくて、完成してからのアフターケアも必要。
一時間以上掛かる場所だと行き届かないことになるかもしれない。
自分の目が行き届く家づくりをしていきたい。」
「職人というよりも技術屋。一こ一こ追求したくなる。量じゃなくて質。」
強い気持ちをこめられて建てられたこだわりの木の家には、木の温もり、人の温もりがある。
それらはきっと、どれだけ便利な機能であってもかなわない、表現できないものである。
事務所には暖炉の温もり、木の温もり、人の温もり。
たくさんの温もりでとても暖かかった。
暖炉の前で話をすると、
難しい話でも、言葉が暖炉に溶け込み、丸くなる感じがした。
【店舗情報】
富山県小矢部市五郎丸62
0766-69-8703
HP:http://www.k-aki.com