第33号 菓子工房 西村屋
小矢部の地元のお店、人にスポットを当てて、紹介するメールマガジン
Oyabe Local Mail 第33号
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創刊:2009/05/01
「のんびり生きるか、挑戦するか」
「商店街に活気を戻すのは難しい」
西村屋の三代目、西村哲也さんの気持ちがずっしり響く。

菓子工房西村屋 三代目
西村屋は、石動駅から小矢部市商工会まで続く旧北陸街道沿いに広がる商店街のちょうど中間地点にある。
この商店街は、小矢部市中心部としての役割を担っており、石動曳山祭や源平火牛まつりのメイン会場にもなっている。
その商店街に活気がない…。
西村屋は、大型ショッピングセンターに長年出店。
有名店と肩を並べながらの競争。
無名店が生き残るために工夫を重ねた。

西村屋の進物
「品数を増やすことで売上を伸ばすことができた」
しかも単純に品数を増やすのではなく、一つ一つのお菓子に工夫を加えた。
「どこにもない味。ここでしか買えない味を追求した」
ショッピングセンターから有名店が撤退していく中、最後まで出店をつづけることができた。
現在は、商店街と道の駅に出店している。
この時に培った「小ロット多品種販売」が西村屋の売りになっている。
現在の品数は約120種類。
しかも、餅や団子、ケーキ、パン、焼き菓子…殆どすべてが手間暇をかけた手作り。
「大量生産できる機械は入れるつもりはない」
お客さんの要望に素早く対応し、小回りがきく。
これが大手にはできない西村屋のメリットになっている。
西村屋の一番の人気は「朝生(あさなま)」。

西村屋の一番人気、朝生
朝生とは、その日に売ることを目的として朝から作り始める餅菓子や団子など、比較的安値で、家庭で日常的に食べられるもの。
馴染みのお客様が買いに来られる。
「道の駅メルヘンおやべは、確かに予想以上の来客数と売上を上げている。次の課題はいかに市街地へ人の流れを作るか」
そのためにも商店街の団結力とビジョンが必要だと語る。
もう一つ。西村屋の利点は、和洋折衷。
洋菓子に和のテイストを加え、オリジナル性を出す。
メルギューくんや義仲関連のお菓子の制作にも力を入れている。
メルギューブッセは道の駅で千個以上売り上げた。
「このラムケーキは、すごくエコな商品なんす」
と紹介頂いたお菓子は、いろんなお菓子の製造過程ででる端を集めて作ったお菓子。
「だから、全部味が違うんです。チョコの味が強かったり、あんこが多かったり」
「でもこれが西村屋ならではの商品かもしれない」とご主人が語る。
「先を見てアンテナを張る努力。これからの時代、インターネットも避けては通れないかもしれないなあ」
と新しい動きを予感させる哲也さん。
「これが新作のメイプルシロップ味のお菓子です。」
と取材の最後にご主人から頂いた。
「メイプルシロップの味は、今まで何度もやってみたけど、なかなか売れない。おじいちゃんやおばあちゃんに人気がない。」
「それでも、これならどうだ!と挑戦してるんです。」
このバイタリティーが西村屋を支えているんだと気づかされた。
商店街も変われば、社会も変わる。
それ以上のスピードでお店が変われば、それでいい。
■店舗情報
菓子工房 西村屋

菓子工房 西村屋
定休日:なし(年中無休)
住所:富山県小矢部市中央町8-17
TEL:(0766)67-0017
FAX:(0766)67-6509
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